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アガベに使われる土の背景と、私が実際に使っている配合

アガベを育てていると必ず話題に上がる「赤玉土」「鹿沼土」。どちらも日本の園芸では定番ですが、実際に使ってみると“土の違い”が株の調子に直結することを実感します。ここでは、赤玉土・鹿沼土の背景に加えて、私自身が試行錯誤してきた配合や気づきをまとめます。
目次

■ 軽石(日向土):排水性の要となる素材

軽石は火山噴出物が固まった多孔質の石で、排水性・通気性を劇的に高める素材です。 特にアガベは蒸れに弱いため、軽石の割合を増やすことで根腐れリスクを大きく下げられます。

日向土は宮崎県産の軽石で、粒が硬く崩れにくいのが特徴。

  • 排水性を上げたい → 軽石を増やす
  • 保水性を残したい → 軽石を減らす

という調整がしやすく、私の配合の中でも最も使用頻度が高い素材です。

■ ゴールデン培養土:無機質ベースに“少しだけ”有機を足す

ゴールデン培養土は、ミネラルや天然有機物がバランスよく含まれた高品質な培養土。 アガベは基本的に無機質の土を好みますが、少量混ぜることで根張りが良くなり、成長が安定することがあります。

ただし、

  • 入れすぎると保水性が高くなりすぎる
  • 夏場の蒸れリスクが上がる

ため、私は配合の中で「1割前後」に抑えることが多いです。

■ バーク堆肥:緩やかな保水と通気性を両立

バーク堆肥は樹皮を発酵させた有機素材で、通気性を保ちながら適度な保水性を与えるのが特徴。 パターン③で採用しているように、少量(1割程度)混ぜると、根が伸びやすい柔らかい環境を作れます。

ただし、

  • 入れすぎると保水性が高くなる
  • 夏の蒸れに弱い株には不向き

という点に注意しています。

■ くん炭:土壌改良と通気性アップに役立つ

くん炭は稲わらなどを炭化した素材で、pH調整・通気性向上・微生物環境の改善に役立ちます。 ただし、入れすぎると土が軽くなりすぎて乾燥が早くなるため、私は0.5〜1割程度に抑えています。

アノヒノエンゲイさんは竹炭を推奨していますが、基本的な役割は似ています。

■ マグァンプK:ゆっくり効く元肥

マグァンプKは、ゆっくり長く効く緩効性肥料。 アガベは肥料を多く必要としないため、元肥として少量混ぜるだけで十分です。

  • 肥料焼けしにくい
  • 長期間効果が続く
  • 無機質ベースの土でも栄養バランスを補える

という点で、私の配合ではほぼ必ず使用しています。

■ オルトラン(アドマイヤー):害虫対策の保険

オルトランやアドマイヤーは、浸透移行性の殺虫剤で、コナカイガラムシなどの吸汁害虫対策に有効です。

アガベは葉の隙間に害虫が入り込みやすいため、

  • 植え替え時に少量混ぜておく
  • 初期の被害を防ぐ

という目的で使用しています。

ただし、

  • 多用しない
  • 必要以上に混ぜない

という点は常に意識しています。

■ 日向土と軽石の違い

どちらも軽石系ですが、

  • 日向土:粒が硬く崩れにくい、品質が安定
  • 軽石:地域によって粒の硬さや質がバラつく

という違いがあります。

私は安定性を重視して日向土をメインに使うことが多いです。

■ まとめ:素材の特徴を理解すると配合の自由度が上がる

アガベの用土は、 赤玉土(基礎) × 軽石(日向土)で排水性を調整し、必要に応じて有機物や改良材を少量加える という考え方が基本になります。

素材の特徴を理解しておくと、

  • 子株は保水性を少し残す
  • 大株は排水性を強める
  • 高山性は蒸れ対策で軽石多め
  • 夏は有機少なめ など、株や季節に合わせた調整がしやすくなります。
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